どうも、「相棒はジャズベース」本日も筆者平川がお送りします。
さて、今日は少し趣向を変えて、文化の香り漂うイベントを紹介しましょう。
「お月見JAZZコンサート in 水前寺」
その名も—「お月見JAZZコンサート in 水前寺」
熊本の人ならおなじみ、水前寺成趣園。
ここは細川藩の歴代藩主が築いた由緒ある庭園で、四季折々の景観が楽しめる名所です。
池泉回遊式の庭園を歩くだけでも、ちょっとした小旅行気分が味わえるスポットなんですが、
その園内に佇む能楽殿で、この秋の夜に特別な催しが開かれるのです。
開催日時
暦の上では秋真っ只中。
日中はまだ暑さが残るものの、
夕方から夜にかけて少しずつ空気が澄み、虫の声も心地よく響く頃合い。
そんな夜にふさわしいのが「お月見」と「JAZZ」
この二つが重なった時点で、情緒あふれる夜になることは間違いなしです。
月を眺めながらJAZZを楽しむ…
字面だけでもオシャレなのに、舞台は能楽殿。
ここがまた絶妙なんですよ。
和の雰囲気に包まれた空間に、洋楽の代表格ともいえるJAZZが響き渡る。
まるで時間も文化も超えて、異なるものが出会う奇跡を体感するような、
そんな一夜になるはずです。
音だけではない
もちろん、ただ音楽を聴くだけではありません。
この夜は園内のライトアップも楽しめます。普段の水前寺成趣園も美しいですが、
夜にライトで彩られる庭園はまた格別。
池に映る月の光と灯りが溶け合い、幻想的な光景を作り出すでしょう。
庭を散策しながら、ふと足を止めて光と影のコントラストに見惚れる…
そんな瞬間が訪れるはずです。
JAZZってちょっとなあ・・・
さて、「JAZZって難しそう」と思う方もいるかもしれません。
でも安心してください。
お月見と一緒に味わうJAZZは、肩肘張らなくてもいいんです。
むしろ夜風に吹かれながら耳を澄ませば、自然とリズムに身をゆだねたくなる。
それがJAZZの不思議な魅力。即興演奏の妙、予測できない音の流れ、
そして静かな夜に溶け込むサックスやピアノの音色…
これは一度体験しないと伝わらないものです。
想像してみてください。空には丸い月。
庭園の池にはその姿が映り、周囲は柔らかな光で包まれる。
そこにスウィングするメロディーが重なり、観客一人ひとりの心が解きほぐされていく…
普段は忙しさに追われている私たちも、この一夜だけはゆったりと時を味わえる。
そんな贅沢がここにあるんです。
このイベントの魅力をもう一つ挙げるなら、それは「場所と音楽の融合」でしょう。
能楽殿といえば、本来は能や狂言といった伝統芸能の舞台。
そこにJAZZが響くのですから、ある意味では文化の越境。
普段は交わらない二つが出会うことで生まれる化学反応は、他のどこでも味わえません。
熊本ならではの特別な夜になるに違いありません。
私自身も、このイベントには強い期待を抱いています。
なぜなら、熊本という土地は「伝統」と「新しさ」が絶妙に同居する街だから。
城下町としての歴史を持ちつつも、新しい文化や人を受け入れる懐の深さがある。
その熊本の気質を、このお月見JAZZコンサートはまさに体現していると思うのです。
園内ライトアップで和の美を堪能し、月を見上げながら洋の音楽に耳を傾ける。
和と洋、静と動、過去と現在が入り混じる空間で、心はきっと解き放たれるでしょう。
「夜に庭園でJAZZなんて、大人っぽすぎるんじゃない？」
なんて心配はご無用。
実際に会場へ足を運べば、そこには誰もが楽しめる空気が広がっているはずです。
子ども連れで来ても、友人と来ても、恋人と来ても、それぞれに特別な夜になる。
月と音楽は、誰に対しても平等に輝き、響いてくれるものだから。
このイベントを機に、普段はあまりJAZZに触れない人が興味を持つかもしれません。
逆に、JAZZ好きの人が能楽殿という独特の舞台に新鮮な驚きを感じるかもしれない。
そう考えると、この夜は音楽ファンだけでなく、
熊本をもっと深く知りたい人、
秋の夜をゆったり過ごしたい人
様々な人にとっても最高の機会になるはずです。
最後に。せっかくなので、公式サイトもチェックしてみてください。
スケジュールや出演者情報、イベント詳細なども掲載されています。
👉 公式サイト: https://www.suizenji.or.jp/event/detail/jazz-concert-20250907/
熊本の秋を彩る特別な一夜。「お月見JAZZコンサート in 水前寺」
この夜を逃す手はありません。
どうぞ皆さんも、月明かりと音楽に包まれる幻想的な体験を味わってみてください。
筆者・平川も、当日はきっと庭園のどこかで、月と音楽に心を委ねていることでしょう。
