「夏野菜天国」トマト・ナス・ゴーヤ・きゅうりがもらえる季節

ご近所や親戚から野菜のおすそ分けが続き、冷蔵庫が緑色でいっぱい。

どうも、30を超えて野菜のおいしさに気づいた平川です。

タイトルの通り、いまわが家は完全に“夏野菜天国”状態

冷蔵庫を開けると、鮮やかながわーっと飛び込んできます。

ご近所さんや親戚からのありがたいおすそ分けが続き、

冷蔵庫の中は八百屋顔負けのラインナップ。

まさに自然と人のつながりがもたらす“夏のごちそう”です。

トマト:夏の冷蔵庫の主役

まずはトマト。

真っ赤に熟れた大玉トマトはもちろん、最近は家庭菜園で作ったというミニトマトもいただきます。これがまた、甘みと酸味のバランスが絶妙で、冷蔵庫から出してそのままパクッと食べるだけで立派なおやつ。

「トマト嫌いだったのに、自分で育てて食べてみたら美味しかった!」なんて声もよく聞きます。やっぱり採れたては別格。熊本はトマトの名産地でもあるので、親戚からもらうトマトのクオリティが高すぎて、スーパーで買うトマトがちょっと気の毒になるレベルです。

さらに冷やし中華やサラダに入れると彩りも鮮やか。まるで食卓が“夏の舞台”に早変わりする感じ。

ナス:油と相性抜群の万能選手

続いてナス。

ご近所さんから袋いっぱいにいただくと、「これは早めに料理せねば!」と気合いが入ります。ナスは傷みやすいからこそ、早めに消費したい。

揚げ浸しにすると最高。じゅわっと染み込んだ出汁とナスのトロトロ食感は、冷やして翌日食べても格別です。味噌炒めにしてご飯にのせれば、夏バテ気味でも箸が止まらない。

最近は焼きナスを冷蔵庫でキンと冷やして、生姜醤油でいただくのにもハマっています。シンプルなのに、なぜこんなにうまいんだろう……。

ゴーヤ:苦味がクセになる夏の定番

ゴーヤも毎年いただく野菜の一つです。

こんなに食べきれるかな」と一瞬ためらうんですが、

チャンプルーにしてしまえば不思議とペロリ。豆腐や卵と炒め合わせると、

ゴーヤの苦味がほどよく和らぎ、夏の食欲増進メニューに早変わりです。

最近は薄切りにして塩揉みし、ツナと和えてサラダ風にするのがお気に入り。

苦味と旨味のバランスが絶妙で、ビールのおつまみにもぴったり。

熊本の暑い夜には最強の一皿です。

きゅうり:冷やしてポリポリが至福

そしてきゅうり。

夏のきゅうりは水分たっぷりで、冷蔵庫で冷やしておくだけで立派なおやつ。味噌をつけて丸かじりすれば、もうそれだけで「夏を生きてる!」って気分になります。

浅漬けやぬか漬けにしても良し。冷やし中華やそうめんの薬味に加えれば、シャキシャキ感が全体を引き締めてくれる。ご近所さんからの「余ってるから持っていって~」が続くと、気づけば野菜室の半分以上がきゅうりで埋まるのも、夏の風物詩ですね。

冷蔵庫が野菜でいっぱいの幸せ

こうして並べてみると、トマト、ナス、ゴーヤ、きゅうり……

どれも夏の台所に欠かせない存在です。

冷蔵庫を開けるたびに「今日は何を作ろうかな」とワクワクするし、

食卓がカラフルになるのも嬉しいポイント。

もちろん、もらった野菜をすべて自分で消費するのはなかなか大変。

でも、そんな時はまた別の友人やご近所におすそ分け。

野菜が人から人へ渡っていくことで、小さな“夏の循環”が生まれるんですよね。

夏野菜は地域のつながりそのもの

都会に住んでいると「野菜=スーパーで買うもの」ですが、

熊本のように地域のつながりが濃い場所では、野菜は人と人のコミュニケーションツールでもあります。

「畑でいっぱい採れたから」「うちでは食べきれんけん持っていきなっせ」――

そんな一言と一緒に手渡される袋には、単なる食材以上の温かさが詰まっているんです。

そしてその野菜を調理して食卓に並べたとき、

会話の中で「あ、これは〇〇さんからいただいたトマトだよ」

「このナスは親戚の畑で採れたんだ」なんて話題が広がる。

食べることが、誰かを思い出すきっかけになっているわけです。

夏野菜がくれる元気

今年の夏も暑さは厳しいですが、

こうして野菜をたっぷり食べられるのは本当にありがたいこと。

水分もビタミンも豊富で、体が自然とリセットされる感じがします。

子どもの頃は「ゴーヤ苦いからいやだ!」なんて言ってたのに、

大人になってビールと合わせたら「これは最高やん!」と手のひら返し。

味覚の変化も、夏野菜がもたらす小さな発見です。

おわりに

冷蔵庫が緑色でいっぱいになるこの季節。

料理に追われるようでいて、実はとても幸せなことなんだと思います。

おすそ分けをくれる人がいること、それをおいしくいただける健康があること。

「夏野菜天国」とは、野菜そのものの豊かさだけじゃなく、

人と人とのつながりや、暮らしの中の小さな喜びが詰まった季節の風景なのかもしれません。

さあ、今夜はいただいたナスを揚げ浸しにして、冷たいビールで乾杯といきますか。

――夏の野菜とともに。