セミが鳴かない地域もある

〜「夏=ミーンミーン」は本州ルール〜

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。

夏本番、気温も上がってきて、日差しもジリジリ。

本州では、すでにあちこちからあのBGMが鳴り響いているはずです。

「ミーンミーンミーン……」

でも、北海道のとある地域では

……シーン。

え、夏だよね?

蝉は?いないの?

……いないんです。ほんとに。

「夏=蝉の声」ではない世界

本州から来た人は口を揃えて言います。

それもそのはず。

北海道にはもともと蝉の種類が少なく、

しかも蝉がまったく“定着していない地域”もガチで存在します。

特に:

・道東(釧路、根室あたり)

・道北の一部エリア

・標高の高い山間部

などでは、蝉の声を聞かずに夏が終わる人、普通にいます。

道民にとっての「蝉」=珍しいやつ

道民:「セミ?あぁ…札幌ならエゾゼミ鳴いてるかもね」

道民2:「うちの方、まったくいないよ。カエルの声しかしない」

本州民:「うっそ……」

・本州:蝉の声が「うるさい!黙れ!」レベル

・北海道:蝉がいたら「おっ、珍しいね」レベル

蝉の声が「騒音」じゃなくて「発見」なのです。

北海道にいる蝉、そもそも種類が違う

本州でよく聞く「アブラゼミ」や「ミンミンゼミ」。

こっちには少ないか、いない。

代わりに北海道で見かけるのは:

エゾゼミ:標高高めの針葉樹林に多い。鳴き声はやや控えめ。

コエゾゼミ:同じく山系。鳴き声も“ジジジジ…”程度。

ヒグラシ:ごく一部に生息。聞けたらレア。

アブラゼミ:道南に少しだけ。いるけど数が少ない。

つまり、うるさく鳴くタイプの蝉が少ない&局地的。

静かで爽やかな北海道の夏の背景には、

本州からの観光客、第一声が「えっ、蝉いないの!?」

道外から来た人が夏の北海道でまず驚くのは、

・暑いけど湿度が低くて快適

・夜涼しい

・そして、静か。

本州民:「なんか……音がしない」

道民:「あー、蝉ね。ここいないからね」

本州民:「……この静けさ、すごく落ち着く」

そう、蝉がいない=“北海道の夏の静音仕様”。

喧騒を離れた旅ってこういうことかもしれません。

結論:「セミが鳴かない夏」こそ、北海道らしさ

夏のBGMがない。

だからこそ、北海道の夏は空気の音が聞こえる。

風が吹く音。木々が揺れる音。鳥のさえずり。

川のせせらぎ。虫の羽音。

そして遠くから聞こえる子どもたちの笑い声。

それらが混ざり合った、蝉のいない夏。

本州で「夏=騒がしいもの」と思っていた人ほど、

この静けさに衝撃と癒しを覚えるのです。