県民が教えるリアルな夏の過ごし方
どうも、熊本で30年以上、夏の蒸し暑さと戦ってきた平川です。

「熊本の7月って暑いんですか?」と県外の友人によく聞かれます。
答えはこうです。
「暑いです。しかも、蒸し暑いです。」
もうね、ムシムシして、汗が止まらん。
ムシムシしてるからです。
痩せていてもきっと汗が止まらんです。
太っているのは関係ない・・・はず
そんな熊本の夏は日中の最高気温は35℃近くまで上がる日もザラ。
6月30度を超える日が合計14日間
今年は梅雨はなく全てが夏といっても過言ではない・・・
それだけならまだしも、湿度が80%を超えることもあり、
まるでサウナの中を歩いているような感覚になります。

そんな熊本の夏。
私たち県民はどうやってこの暑さを乗り切っているのか?
今回は「リアルな熊本の夏の過ごし方」をご紹介します。
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2. 暑さ対策は「朝」にすべてをかけろ!
熊本県民にとって、早朝はゴールデンタイム。
7月の朝5時〜8時くらいまでは、比較的涼しく、風も通ります。
農作業や散歩、買い物も「朝のうちに済ませておく」が基本。
洗濯物も早朝に干して、昼前には取り込む。
夏場の夕方は夕立や湿度の上昇があるので、もうベタベタで大変です。
特に高齢者の方々は、早朝に畑仕事をして、昼間はしっかり休む。

「動くなら朝。昼は無理しない。」
大切な先人の知恵
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クーラーと扇風機のハイブリッド運用
「クーラーを一日中つけるのは電気代が心配…」という方も多いですよね。
熊本では、扇風機との“合わせ技”が当たり前。

・午前中は扇風機でしのぐ
・午後の蒸し暑い時間帯だけクーラーON
・夜は窓を開けて外の風+扇風機で乗り切る
こんな使い分けをして、なるべくエアコン代を抑える知恵が受け継がれています。
ちなみに、団扇(うちわ)や扇子もまだまだ現役。
地元の夏祭りでは、企業名入りの団扇が大量に配られ、
それを家でずっと使ってる人もいます(笑)
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昔ながらの「冷やし術」が地味に効く
熊本では、昔から受け継がれる“涼”の取り方があります。
◎ すだれ&よしず

窓の外に吊るすだけで、直射日光を和らげてくれます。
今でも、特に一戸建てでは現役です。風情もあって良き。
◎ 打ち水

玄関先や庭先に水をまいて気温を下げる、昔ながらの知恵。
夕方の涼しい風と合わさると、体感温度がグッと下がります。
◎ 冷やしおやつ

熊本は農産物も豊富!
特に地元の名産のスイカやメロンを冷蔵庫でキンキンにして食べるのが
まじで最高の夏の楽しみです。
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5. 外出は“ガチ装備”で!
7月の外出は、ちょっとした戦場。
熊本では以下のような“ガチ夏装備”が定番です。
• 日傘(男性も使う人が増えてきました)
• UVカットの長袖シャツ
• 首に巻く冷感グッズ
• 小型のハンディ扇風機
ここまでしないと、日中の熊本は歩けません。
“我慢しない”が、夏を元気に乗り越える秘訣です。

フル装備の筆者
おわりに:熊本の夏はつらい。でも、知恵と工夫で乗り越えられる。
熊本の7月は確かに暑くて蒸し蒸し。
でも、昔ながらの工夫や地域の知恵を活かせば、驚くほど快適に過ごせます。
「暑さに負けない」
のではなく、
「暑さと上手につきあう」
ことが大事。
熊本に来る予定のある方は、ぜひ早朝に観光を楽しみつつ、
昼間は涼しい場所でのんびりしてくださいね。
それでは、今年も元気に熊本の夏を乗り切りましょう!











