30℃超えたらニュースになる

〜気温ひとつで速報レベル〜

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。
本州では「今日は35℃です」なんて聞いても
「ふーん、また猛暑か」くらいのリアクションでしょうが……

北海道では違います。

30℃を超えたら、それ、ニュースです。

いや、冗談抜きで。
テレビ、ラジオ、スマホ通知、すべてがこう騒ぎます:

「◯◯市で30℃超え!!」
「札幌市内、今年初の真夏日」
「道民、熱中症に注意」
「30℃超えは何日ぶり?」

テレビ

「札幌市内で30.2℃を観測」

道民

やっぱりな……(汗)

ニュースキャスターが真顔で伝える30.2℃の衝撃。
道民はテレビの前でこうつぶやきます。

「……暑いわけだ。」

これ、ガチで「気温がニュースになる」数少ない地域のひとつ。

しかもよく見ると、

「7月に入って3回目の30℃超え」とか
「今季最高の31.1℃を記録」みたいな0.1℃刻みの報道。

子どもたち

30℃!?やばっ!

大人たち

水分とれ、水分ッ!

道内の小中学校では、30℃を超えるともう非常事態モード突入。

・外遊び禁止
・体育の授業が「涼しい室内へ変更」
・先生が「水筒ちゃんと持ってきたかー!」って叫ぶ

道民はとにかく暑さに慣れてない。

でも正直、本州で言う「30℃」とは湿度が違うのでそこまで体感は辛くない日もある。
だけど

気持ちが先に「もうムリ」ってなる。

エアコン?ない家も全然あるよ。

30℃超えた北海道の家庭で起こること、それは、

・「エアコンないから無理ゲー」
・「窓全開+扇風機2台」
・「冷たいおしぼり首に巻く」
・「スーパーに涼みに行く」
・「コンビニでアイス買って耐える」

そう、“文明の力”がまだ導入されてない家が多い。

札幌でも2010年頃まで「エアコン普及率20%台」でした。
つまり、「耐える文化」が根付いている。


「道内最高気温ランキング」で無駄に盛り上がる

道内の気象マニアたちがSNSで盛り上がる日でもあります。

「帯広きたーー!」
「北見、ついに抜いた!」
「佐呂間がまた首位か!?」

この道内ランキング、もはや甲子園の県予選か?ってくらい盛り上がる。

でも道外の人が見たら「……30℃で?」って思ってる。

結論:北海道での30℃は「気温」じゃなくて「事件」

北海道民にとっての30℃は、単なる数字ではありません。

それは、
・ニュース速報のネタであり
・家族LINEが動くトリガーであり
・冷たい麦茶の消費量が倍増する日であり
・アイス枕を引っ張り出す日でもあります。

本州の猛暑に比べればかわいいかもしれない。
でも道民にとっては、“未知との遭遇”レベルの出来事。

だから、今日も誰かが言います。