家庭菜園の植え付けを早くしすぎて霜で全滅〜北海道の春は「まだ早い」が正解〜

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。

5月の北海道。

雪がとけ、桜が咲き、気温もポカポカ20℃近くまで上がる日が出てきて…

道民のベテラン農民たちでさえソワソワし出すこの季節。

ガーデニング好きな奥様たちは朝から土いじり。

家庭菜園勢はホームセンターへGo。

※北海道のホームセンターは「ビバホーム、DCM、ジョイフルが有名です」

だがしかし……この時期、道民の脳内に響く不吉なワードがある。

「遅霜注意報」

5月=植え付けOK!……とは限らない

本州なら5月といえば完全に「夏野菜の植え付けシーズン」

トマト、キュウリ、ナス、ピーマン……どんどん植えてOK!の時期。


しかし北海道は違う。

「霜」——この言葉だけで道民ガーデナーたちは震える。

「せっかく植えた苗が凍って全滅した」という悲しい話、毎年誰かしらが経験している。

苗、全滅の現場




数日前:

ホームセンターで元気な苗を大量購入。

「今年はいっぱい採るぞ〜!」とワクワクしながら植え付け。




翌朝:

庭に出た瞬間、全てを悟る。

・葉っぱがぐったり
・茎が黒ずみ
・見るからに「終わった感」




天を仰いでこうつぶやく。



北海道の植え付けは「6月が常識」

実は道民の家庭菜園ガチ勢は知っている。

北海道で夏野菜の植え付けは6月入ってからが安全圏。

GW明け?

5月中旬?

道民歴が長い人ほどこう言う。


・札幌なら5月下旬〜6月上旬
・道東・道北なら6月に入ってからでも遅くない

この慎重さが北海道の生き抜き方。


「霜にやられた」SNS報告あるある


北海道の5月末〜6月初旬、TwitterやInstagramに大量発生する投稿たち。


・「やってしまった…(苗全滅の写真)」
・「トマト苗全員死亡」
・「まだ5月だったわ…北海道なめてた」
・「これが洗礼か…」

そしてコメント欄には道民ガーデナーからの温かい(でも厳しい)一言。

「早かったねぇ〜笑」

これ、北海道版SNSの初夏風物詩。

「5月は植え付けのベストシーズン!」
「夏野菜はGW中にスタートを切りましょう!」

こんなガーデニング雑誌やWeb記事が本州基準で書かれているのを道民が読むとこうなる。


「それ、関東(東京付近)ルールだろ。」


北海道ガーデナーが信じるべきは、

・近所の農家さんの声
・道内ローカル新聞の植え付け特集
・おばあちゃんの勘

これが最強。


結論:北海道の春は「まだ待て」が勝利のカギ

5月、暖かくなってきても油断するな。

北海道の自然はまだ冬の残り香をまとっている。

家庭菜園も、ガーデニングも、植え付けも——

焦ったら負け。

6月になってからで遅くない。むしろ安全。

北海道の野菜は「遅咲きでもしっかり実る」。

それが北国の知恵。