道外の人に「もう雪ないの?」って聞かれる〜5月でも氷の国だと思われている件〜

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。

5月の北海道。

桜が咲き、道路に雪はなくなり、日中は20度近くまで上がることもある。

道民としては、ようやく「春キターーー!!」とテンションが上がる季節。

……なのに。

毎年、何度でも聞かれる。

親戚、友達、SNSのDM、電話、LINE、果てはZoom会議の冒頭トークまで。

「え、北海道ってまだ雪あるの?」

雪=北海道という永遠のイメージ

北海道といえば雪、わかります。

白い恋人、スキー、流氷、雪まつり、雪景色の温泉旅館。

だから、道外の人にとっては「北海道=雪の国」という印象が年中無休で刷り込まれてる。

でもこちらは言いたい。

「1年中雪が積もってるわけじゃないんだぞ」

それを説明しても、「えっ、北海道って暑くなるんだ…?」って2度ビックリされるのも

毎年恒例。

5月に言われがちな会話ベスト3

パターン①

道外の友人

ねぇ、そっちまだ雪残ってるの

北海道民

いや、普通に桜咲いてるし、ジンギスカンしてるよ。

道外の友人


パターン②

道外の親戚

庭の雪、まだ溶けないべ?

北海道民

とっくに消えました(4月中旬には)

道外の親戚



パターン③

本州の人

スキーできるのって6月くらいまででしょ?

北海道民

どこのエベレストだよ!!?

このレベルの質問が、真顔で飛んでくる。

正直、「まだ残ってる場所」もある

ただし……実はね、

道端の“ラスボス雪”が残ってること、あるんですよ。

・ショッピングモールの駐車場の隅っこ

・排雪場の山

・北向きの公園の陰

このへんに「黒ずんで、氷化した雪のかたまり」が残ってたりする。



これが、道民の春の中で一番見たくないやつ。

視界に入るとテンションが5度下がる。

でも、それすらも「もうすぐ消えるだろう」と信じて生きてるのが道民。


雪解け=春じゃない、油断したら降る


で、問題はこれ。

「もう雪ないよ〜」って自信満々に答えた翌日に、

雪が降る年、ある。

いやマジで。

北海道の春は二度ある、いや三度ある。

「ないって言ったのに降ったじゃん」って言われるとつらい。

だから最近は、こう答えるようにしてます・・・



これが道民としての誠実な回答。

結論:道民は5月も雪の話をしている

本州が春を楽しみ、梅雨に向けての準備を始めている中、

北海道民は5月もまだ雪に怯え、

そして、雪に関する質問に律儀に答えている。

春の陽気の中、こう思うわけです:

「桜も咲いたし、もう雪の話しなくて済むかな〜」

でも、その瞬間に誰かから飛んでくる。

ええ、

そうやってまた今年も、“雪の国の人”として生きていきます。