どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。
本州のみなさんが「桜?もう散ったよ〜」なんて言ってる5月。
こちとら、ようやく桜が咲いたところです。
ええ、こっちは今が満開なんですよ。5月です。
新年度?新社会人?ゴールデンウィーク?全部過ぎてから、ようやく春っぽくなるのが我らが北海道。
けれど、問題がひとつ。
咲いたと思ったら、もう散ってる。

桜前線が本州を縦断し、東北を越えて、ようやく北海道に到達するのが5月上旬。
テレビで「沖縄はもう梅雨入り」なんてニュースを聞きながら、
北海道民は「よっしゃ!こっちはこれからが花見だ!」と浮かれ出す。
ところが…咲いたと思ったら、
あっという間に散った。。。

心の叫び
え、うそでしょ!?
もう!?
昨日咲いたばっかじゃん!!
これは誇張でもギャグでもなく、
実際に2〜3日で散ることもある。
「咲いた」と思ったら「散った」が同時に起きる
本州の人たちが「七分咲き」とか「満開予想」とか
段階的に春を味わっているのに対して、
北海道の桜は、一気に咲いて、一気に終わる。
これ、桜界のフルスピード退職。

咲きました!ありがとうございました!
って即退社していく潔さ。
気温がいきなり上がった日には、咲いたその日に散り始める。
まるで「顔出したら恥ずかしくなって隠れちゃった」みたいなシャイっぷり。
お花見の予定が追いつかない
「今週末、みんなでお花見しようか〜」なんて言ってたら、
木曜に「満開」
金曜に「強風」
土曜に「葉桜」完成。

お花見会場:「ただの野外ジンギスカンパーティー」になる現象。
「これ桜なくない?」「まあ、肉うまいからいいか」となるまでがテンプレ。
風と雨のコンビが桜に容赦なし
ようやく咲いた桜。
みんなが「やっと来たな…」
としみじみ眺めている頃、
空からひとこと。

「ドンッ」

「ザーー」
はい、終了。
風と雨のWパンチ。これが桜の天敵。
「まだ見てない!」って人が大半の中、無情にも花びらは舞い散る。
北海道の春の嵐、桜に対してだけめちゃくちゃ厳しい
写真を撮るなら初日が勝負
インスタ映え?
映える暇、ないです。
「明日でいいか〜」って言ってると、
明日にはもう桜が地面にいる。

だから、道民の桜カメラマンたちは俊敏。
「咲いた」って聞いた瞬間、
車でダッシュ、スマホでバシャバシャ。
なかには「昼休みに桜公園まで走って撮ってきた」なんて人も。
まさに一瞬の美を切り取る、桜パパラッチ。
でも、それがいいんです
そう、すぐ散るんです。
だからこそ、道民にとっての桜は異常にありがたい。
「咲いたな…(涙)」
「今年も見れた…(泣)」
って、毎年ちょっと感動してる。
見逃したら来年までお預け。
だから、見れる日はめちゃくちゃ大事にするんです。
誰よりも遅れて、
誰よりも短くて、
でも、誰よりも愛されてる。
それが、5月の北海道の桜。
結論
北海道の桜は「春のラストアイドル」
本州の桜たちが散っていき、
世間が「次は新緑だね〜」と騒いでる頃に、
最後にそっと登場して、キラッと光って、すぐに消えていく。
北海道の桜=春のラストアイドル
その儚さと潔さに、毎年道民は胸を打たれてるんです。











心の叫び
おい、待ってくれ!!