「日本の観光地といえばやっぱり北海道？」
「最近人気の九州や熊本にはどんな魅力がある？」
「北海道と熊本はどちらに行くべき？」
日本には北海道や沖縄という世界的に人気の観光地も多いですが、実は熊本県のような世界的に観光地として知られていなくても国内では人気の高い観光地も多く、穴場として一部の訪日外国人からの人気も高いのです。
本記事では、北海道と熊本県で注目の観光地をそれぞれ紹介します。
北海道の魅力とは？
北海道は観光地として日本国内はもちろん世界からの人気も高い王道の観光地として知られています。
北海道の代表的な観光地や特産品などについて詳しく紹介します。
広大な自然と四季の絶景(知床・富良野・ニセコ)
北海道には大自然が広がっており、自然を目的に観光する方も多いほどです。
北海道の大自然で外すことができないのは、世界自然遺産にも登録されている知床半島(しれとこはんとう)で、知床五湖と山々を一望できるスポットも多いですし、冬には流氷を見ることもでき、ヒグマを観察することもできるなど、北海道の大自然を余すことなく体感することができます。
ほかにも、富良野市(ふらの)では広大な土地一面に広がるラベンダー畑を見ることができますし、ニセコは世界的にも有名なスキー場としても知られており、夏は避暑地としてジップラインやトレッキングなどのアクティビティを楽しむことができます。
このように、北海道の大自然は1年を通して楽しむことができるのです。
グルメの宝庫（海鮮、ジンギスカン、スープカレー）
北海道はグルメの宝庫としても知られており、なかでもウニ・イクラ・カニ・ホタテ・サケ・ホッケなどの海鮮は日本屈指のクオリティと言われています。
ほかにも、ジンギスカンや札幌のソウルフード・スープカレーなども人気が高く、グルメを目的に北海道を訪れる人も多いほどです。
インバウンドに人気の都市（札幌、小樽、函館）
北海道は訪日外国人に非常に人気である札幌・小樽・函館などの都市があります。
札幌では飲食店の多い札幌駅やすすきの駅周辺が外国人からの人気が高く、冬には雪像がみられる「さっぽろ雪まつり」の開催地としても知られています。
小樽は市内周辺でグルメを楽しむ方や小樽運河を観光する方も多いですが、小樽のホテルを拠点として「おたる水族館」や「天狗山展望台」、「朝里川温泉」、「銭函」などの観光地を訪れている方も多いです。
函館は市内で観光したり、五稜郭を訪れる方も多いです。
このように、北海道にはインバウンドに人気のとしが多く、それぞれの都市および都市周辺では北海道を満喫できる観光地がたくさんあります。
北海道を観光するときのデメリット・注意点
北海道の観光地は世界的にも知名度が高いことから、1年を通して混雑している場合も多く、ゆっくり満足して観光することが難しい場合もあります。
また、広大な土地を持つ北海道では観光地の敷地面積が広大であったり、観光地同士の距離が非常に離れていることも多いため、1日で目的の観光地を回ることができなかったり、滞在期間中では行きたい観光地をすべて回ることができないことも珍しくありません。
さらには宿泊しているホテルから目的の観光地までが遠すぎて1日の半分以上が移動になってしまうこともあるため、しっかりとしたタイムスケジュールを作って観光地を巡ることが大切です。
熊本の魅力とは？
熊本は歴史のある土地や大自然も多く、温泉やグルメといった観光地としての要素も多い知る人ぞ知る穴場観光地です。
熊本県の代表的な観光地や特産品などについて詳しく紹介します。
阿蘇・天草・熊本城──圧倒的な自然と歴史の融合
熊本県は、圧倒的な大自然と伝統的な歴史が融合した観光地として阿蘇・天草・熊本城などがあります。
阿蘇には、世界最大級の「カルデラ(火山活動によって形成された大きな円・楕円の凹地)」という大自然と、阿蘇神社などの火山活動を共にしてきた遺産が融合しています。
天草は、広大で美しい海とキリスト教を色濃く残した遺産や日本の歴史上の大きな事件を巻き起こした天草四郎の伝説などが融合した観光地です。
「日本三名城」に数えられる熊本城は、熊本県でも屈指の人気観光地として知られており、”日本最強の城”と言われる所以となった高く反り返った「武者返し」と呼ばれる石垣や圧巻の天守、城を囲うように咲き誇る桜などが魅力となっています。
このように、熊本には自然と歴史が融合した観光地が大きな魅力なのです。
豊富な温泉と秘湯スポット（黒川温泉、地獄温泉など）
熊本は温泉地としての人気が高いです。
黒川温泉は日本情緒あふれる温泉地を巡ることができる「露天風呂めぐり」の入湯手形の人気が高く、火山性の温泉や火山活動によって植物が生えていない地帯(地獄地帯)がある「地獄温泉」などの秘湯スポットが人気を集めています。
ご当地グルメが本気（馬刺し、辛子蓮根、熊本ラーメン）
熊本にはご当地グルメが数多く存在しており、なかでも馬刺しや辛子蓮根、熊本ラーメンは日本での高い人気を誇ります。
現地でグルメを楽しむのもいいですが、お土産としてもご当地グルメは非常に人気が高いです。
外国人観光客にもじわじわ人気（LCC就航・地方分散の流れ）
熊本県はLCC(格安航空)の就航や、観光の地方分散の流れから、人気を集めています。
熊本空港で利用できるLCCは、国内線では「ジェットスター」、国際線では「ティーウェイ」と「香港エクスプレス」が用意されており、国際線ではソウル、釜山（韓国）、台北、高雄、香港の都市への直通便が運行されています。
また、日本への訪日観光客の増加から各地でインバウンドを呼び込むための施策を街全体で取り組んでいることもあり、北海道や沖縄、東京などの外国人観光客に人気のある都市だけではなく、日本各地に外国人観光客が分散している傾向があります。
このように、熊本県などの地方でも外国人観光客が訪れやすく、楽しめる環境づくりがされているため、知名度の高い観光地以外の熊本でもしっかり楽しむことができるのです。
まとめ｜結論、実は“熊本こそ”今行くべき観光地！
本記事では、北海道と熊本県で注目の観光地をそれぞれ紹介しました。
北海道は世界でも知名度の高い観光地として人気を集めていますが、人気観光スポットは連日数多くの人が訪れるため、人混みのなかを歩かなくてはいけなかったり、ゆっくりと観光できないこともあります。
一方で熊本は知名度でこそ北海道には及ばないものの、旅の満足度やアクセスの良好さ、コスパなどにおいては北海道にも負けておらず、むしろ優れている部分も多いですので、ゆっくりと観光したい方や日本らしい観光地巡りをしたいという方は熊本を観光することが非常におすすめです。
ぜひ本記事を参考にして、穴場の観光地・熊本を訪れてみてはいかがでしょうか。
