「根雪かな?」という言葉が飛び交う

もう溶けない?いや、まだワンチャンある?

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。

11月後半から12月頭にかけて

朝カーテンを開けると一面の雪。

でも日中はまだプラス気温で道路がびちゃびちゃ。

そんな微妙な季節、道民の会話で必ず出るのがこの言葉です。

「……これ、根雪かな?」

「根雪」とは?
一度積もった雪が、春まで溶けずに残り続ける状態を指します。

↑これだけでも覚えて帰ってください。

道民にとっては、

「冬が本格スタートした合図」みたいなもの。

毎日の天気で一喜一憂

月曜:どさっと積もる → 「これもう根雪か?」

水曜:昼に雨 → 「あ、まだ溶けるな」

金曜:また雪 → 「今度こそ根雪だべ!」

日曜:太陽が出て路面が見える → 「まだ秋だわ」

この時期の道民は、雪の状態で未来を占う民間予報士。

職場・学校での会話

A:「昨日の雪、残ってるな…これ根雪かな?」

B:「いや、来週また気温上がるべさ」

C:「でも車道、もう凍ってたよ」

D:「あー…スタッドレス替えといてよかったわ。」

“根雪”という単語が飛び交いだすと、

冬支度の最終段階に入った証拠です。

ニュースでも気になるフレーズ

ローカル天気予報でおなじみの解説:

「この雪が根雪になる可能性があります。」

→ その瞬間、北海道民は耳をダンボにする。

「来たか…ついにその言葉。」

生活にも影響が出ます

自転車 → 完全に物置行き確定。来春までおやすみ

タイヤ交換 → まだなら即予約。なかなか予約取れない。

庭の片づけ → あわててラストスパート。時すでに遅し。

長靴・スコップ → 玄関に常設。今年もよろしく。

「根雪」= “冬装備フル稼働”のサインなんです。

道外民との温度差

東京の友達:「え、根雪ってなに?」

道民:「春まで溶けない雪のこと」

東京:「そんなの意識したことないよ!」

道民:「こっちは毎年の大問題だわ。」

結論:「根雪かな?」は冬本番へのカウントダウンワード

まだ秋の気配を残した道に、白い雪がじわりと定着し始めると、

道民はそっとつぶやく。

「……根雪、来ちゃったかもな。」

そしてその瞬間から、 長い冬との付き合いが本格的に始まるの