自転車がしまわれ始める

〜「まだ乗れるかな?」と思ったらもう冬支度〜

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。

10月も終わり、朝晩の気温はひと桁。

紅葉が散り、雪虫が舞い、ニュースでは「初雪」のテロップ。

そんな頃になると――

町から自転車の姿が消えていく。

「あれ?駐輪場ガラガラじゃない?」

いつもはずらりと並んでいたマンションの駐輪場。

気づけば、がらんとしている。

残っているのは数台だけで、しかもサドルにカバーがかけてある。

「あ〜、もう自転車シーズン終了だな…」

道民の家庭ではこんな風景

お父さん:「そろそろ自転車片付けるか」

子ども:「え〜まだ乗れるでしょ!」

お父さん:「タイヤ滑るし、雪降ったら大変だべさ」

そして休日、家族総出で自転車をきれいにして物置へ。

タイヤを拭く

サビ止めをスプレー

そして、ガレージや物置に収納

秋でも雪の前兆を知っている道民

道外民:「え、まだ雪降ってないのにしまうの?」

道民:「いや、いつ降ってもおかしくないし、夜の路面もう凍るからさ」

道外民:「冬タイヤだけじゃなくて、自転車もしまうんだ…」

道民:「これがこっちの“冬準備”だわ。」

自転車通学の学生も衣替え

・夏 → 自転車で颯爽と通学

・秋 → カッパ着て寒さに耐える

・11月前 → 「もう無理」→ 徒歩やバスにシフト

学校前の駐輪場も一気に数が減り、

残っている自転車はだいたい「雪に埋まる運命」をたどる放置車両…。

しまわれたあとの町の景色

・歩道のスペースが広く感じる

・物置の前に自転車がずらっと立てかけられてるお宅

・ホームセンターで「自転車カバー」「サビ止め」がよく売れる

「また来年まで、ありがとうな」

と心の中でつぶやく道民、少なくありません。

結論:北海道の秋後半=自転車の“冬眠準備”シーズン

路面が凍る前にしまうのが鉄則

「まだ乗れるべや」と言ってると初雪にやられる

春までの別れを惜しみつつ、今日も物置に運ぶ

そして自転車を片付け終えたあと、

道民は両手をこすり合わせながらこうつぶやくのです。

「はい、これでうちは冬モードだな。」