どうも、「熊本の空模様に振り回されっぱなしの平川」です。

いや〜、毎年のことながら台風シーズンが来ると
「今年もやってきたか…」と覚悟を決めるんですが、
台風が去ったあとの“お約束”展開、皆さんもうご存知ですよね。
そう、「台風一過で青空!…と思ったら湿気で蒸し風呂状態」
これ、熊本住みあるあるの筆頭だと思うんですよ。
台風一過の“裏切り”青空

台風の夜は眠れない。
窓がガタガタ揺れる音、
遠くで風に煽られて飛んでいくトタンの音、
そして停電の恐怖。ようやく夜明けとともに風が収まって、
雨雲がサーッと抜けていく。
その瞬間の青空は確かに感動モノです。
「やっと晴れた!」と窓を開けた瞬間、
ふわっと入ってくるのは爽やかな風…ではなく、むわぁ〜っとした湿気。
あれ?これサウナか?って錯覚します。
体感湿度120%。
外に出た瞬間、メガネは曇るし、髪は一瞬でヘナッとなるし、
「こんなはずじゃなかった!」と裏切られ感満載です。
洗濯物との戦い

台風中は洗濯物なんて干せるはずもなく、家の中には溜まりに溜まった洗濯カゴ。
台風一過の青空を見て「よし、干すぞ!」と気合を入れる家庭も多いはず。
ところが、湿度90%オーバーの空気の中では、洗濯物は全然乾かない。
むしろ生乾き臭がレベルアップする始末。
「青空=洗濯日和」という固定観念を打ち砕いてくるのが、
熊本の台風明けの恐ろしさなんです。
結果、我が家では除湿機と扇風機がフル稼働。
電気代はかさむし、Tシャツはなぜかいつまで経っても“ひんやりウェット”感が残る。
秋の爽快さなんて、どこ行ったんでしょうね。
食欲と湿気のバトル

台風が去った後、「さぁ、美味しいものでも食べに行こう!」と思うんです。
でも外に出ると湿気でぐったり。せっかくの食欲が半減してしまうことも。
「あ〜、冷やし中華が食べたい」と思った矢先に、
なぜか体は「アイスでいいや」モードにシフト。
コンビニでガリガリ君をかじって、「これ、秋やったよね?」と自問する始末です。
熊本の台風一過は、胃袋の予定調和すら狂わせてくるんですよ。ちなみに居酒屋に行っても、
ビールが一瞬でぬるくなるのも“あるある”。
観光客の戸惑い

最近は熊本に観光で来る方も増えてますが、
台風明けに「阿蘇の草原を散策しよう!」と出かけた観光客が、
開始5分で汗だくになっているのをよく見かけます。
草千里を歩くつもりが、気づけば「蒸し風呂ウォーキングツアー」に変わってしまう。
阿蘇の澄んだ空気と湿度MAXのギャップは、
観光パンフレットでは伝えきれないリアルな熊本です。
私も県外の友人を案内したとき、
「え?これ北海道と同じ日本?」と真顔で聞かれましたからね。
いや、全然違うんです…!
エアコン問題

台風明け、湿度と暑さに耐えきれず、エアコンのスイッチをポチッ。
ところが電力需要が高まるこのタイミング、エアコンが効くまでに時間がかかるし、
除湿モードだと逆に寒くて風邪をひく。
リビングでは「冷房 vs 除湿」の論争が勃発。
お父さんは冷房をガンガンに効かせたい。お母さんは「寒い!」とブランケットを巻く。
子どもたちは「どっちでもいいけどアイス食べたい!」。
結果、家庭内は小さな気候変動サミット状態。これもまた熊本の9月あるあるです。
湿気と髪型の戦い

女性陣、特に学生さんにとって深刻なのが“湿気による髪型崩壊”。
せっかく朝からアイロンで整えても、
学校に着く頃には前髪がうねり、
後ろ髪は広がり、鏡の前で「今日一日どうしよう…」と絶望する。
男子も無縁ではなく、ワックスでキメた髪がペタッと貼り付いてしまう。
「これじゃデートどころじゃない!」と嘆く高校生を見て、
「青春も湿気に負けるんやなぁ」としみじみ思う平川です。
夜になっても終わらない
「昼だけ我慢すれば夜は涼しいだろ」と思うのも大間違い。
台風一過の夜は湿気が残って蒸し暑い。
寝苦しさで寝返りばかり増えるし、
布団に入った瞬間「ひやっ」じゃなく「ぬるっ」と感じる時点で絶望です。
結局、窓を開けても生暖かい風しか入ってこず、
「これ、ドライヤーの弱風かな?」と錯覚するくらい。
夜まで続く湿気との戦いに、熊本人の体力はどんどん削られていきます。
それでも前を向く熊本人

ここまで「湿気で大変!」と愚痴っぽく語ってきましたが、
熊本人は意外とタフなんです。台風が過ぎればすぐに片付け、
湿気に文句を言いつつも、翌日には普通に学校や仕事へ。
蒸し風呂状態の中でも笑い飛ばして「これも熊本の秋ばい」と受け入れる。
そんな姿勢は、ちょっと誇らしい気もします。
結局のところ、湿気すらも“あるあるネタ”にしてしまうのが、
熊本人のしたたかさなんですよね。
まとめ:台風一過の青空に油断するな!

「台風一過で青空!」この言葉の裏には、「…でも湿気で蒸し風呂状態」
という熊本人だけが知る真実が隠されています。
洗濯は乾かず、髪は崩れ、観光客は汗だく、夜まで寝苦しい。
でも、それすら笑い話にしてしまうのが熊本流。
次に台風が去ったら、ぜひこの“あるある”を思い出してください。
そして青空の下で一言、「おいおい、また裏切られたな!」と苦笑いしてみてください。
それこそが、熊本の9月の風景なんです。










