楽園の出口は、地獄の入り口
どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。
お盆が終わるころ、
トウモロコシもメロンも食べ尽くし、ジンギスカンで締めた旅行者たちが、
一斉に動き出します。
そう、
「Uターンラッシュ」のはじまりです。
その舞台となるのが、北海道の空の玄関口、新千歳空港。

そして、道民は思うのです。
「今日あそこ絶対ヤバいやつだ…」
到着するや否や「人、多ッ!」
・ロビー → スーツケースが縦横無尽
・手荷物カート → 残りゼロ
・チェックインカウンター → なぜか全部行列
・お土産コーナー → 賽の河原状態(詰み)
道民:「……これは、軽くイベント会場レベル」

地元民が「空港でラーメンでも食べるか〜」と軽い気持ちで来ると後悔します。
「列の最後尾、どこだよ!!」
保安検査場は「ミニ東京ディズニー」
空港の名物コーナー=保安検査場も、もちろん激混み。
「30分待ち」と表示されてるのに進まない
入口で係員が「手荷物出してくださいー!」連呼
焦った観光客がペットボトル飲み干し大会開催
レーン前で「メロン丸ごと」は毎年恒例の珍光景
道民:「うわ、今年もやってるわ…」
ちなみに道民は混雑予想を読んで1本早い電車で来てる人、多いです。

この時期、空港攻略は経験値勝負。
お土産売り場がもはや“戦場”
・白い恋人 → ラスト2箱をめぐる静かなバトル
・ロイズ → 生チョコの温度管理を店員が叫んでる
・じゃがポックル → 1人1箱ルール発動中
・レジ待ち → 最後尾が「ANAカウンター前」まで伸びてる
観光客:「やばい、時間ないけど六花亭のマルセイバターサンドだけは…!」
地元民:「(今買わなくていいのに…)」
この空気、ちょっとしたエモさと殺気の混在ゾーン。
飛行機遅延とアナウンスの嵐
「◯◯行きご搭乗の方は至急◯番ゲートへ」
「ただいまの時間、保安検査場が大変混雑しております」
「お時間に余裕をもって…」→ もって来たのに足りない!
この「空港あるある放送」が飛び交いまくりで、
テンパった観光客がゲート間を全力ダッシュ。
地元民はそれを見て思います。
「あ〜、夏も終わるな……」
結論:Uターンラッシュの新千歳空港=“祭りのあとの修羅場”
北海道の夏。
それは観光と帰省と地元民の生活が全て混ざる、カオスな季節。
その終着点が、新千歳空港。
「夢の楽園だった北海道」が、一気に現実へと引き戻す場所。
だけどその混雑すらも、道民にとっては毎年の風物詩。
そして、混みすぎて座れないベンチの前で、
道民はふとこう思うのです。
「また来年も、同じ光景が見られるといいな」










