台風があまり来ない(が、来たら大混乱)

〜備えゼロ社会、いきなり本番〜

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。

道民にとって「台風」という言葉は、

 “テレビの中の災害”という印象が強い。

ニュースで見るのは、

本州で傘が折れてる人

飛ばされる看板

暴風域を表すグルグルの天気図

それを見ながら道民はこうつぶやくのです。

「うわぁ〜大変だね……でもこっちは関係ないか」

――だったのに。

数年に一度、来るんですよ、あいつが本気で。2025年も道東にまさかの上陸

台風が来るルートに乗った瞬間の道民の反応

ニュース:「今回の台風は、北海道にも接近の見込みです」

道民:「……は?」

天気アプリ:「暴風警戒」「大雨警報」

道民:「え、え、こっち来るの?マジで!?」

そう、慣れてなさすぎて、まず“来ること自体”が信じられない。

「台風=本州で消える」が前提すぎて、来る前から全道に緊張が走る。

備え、ゼロです。

道民の一般的台風装備:

× 養生テープ → 持ってない

× 非常食 → ない(冷凍庫にジンギスカンはある)

× 懐中電灯 → スマホのライトで何とかなるべや

× 雨戸 → そんなもん最初からない

結果、いざ台風が来たら「どうしていいかわからない大会」開催。

スーパー:「水、パン、カップ麺」→ 午前で売り切れ

ドラッグストア:「乾電池」→誰も普段買わないので在庫薄

家:「飛びそうな物」→事前に片づける習慣なし

実際に台風が来たら、案の定こうなる

・風速30m超 → 倒木&停電

・JR全線運休 → 朝から大混乱

・コンビニ → 営業停止 or まさかの棚空っぽ

・道民 → 「え、道東通れないの?」「この道冠水してる!!」

ニュースでは「◯年ぶりに上陸」「記録的大雨」「観測史上初」

みんながスマホ片手に空を見上げながら言う。

「こんなの……北海道じゃない!!」

翌日、職場で交わされる会話

A:「台風ヤバかったね」

B:「うち停電で冷凍庫アウト。ジンギスカン溶けた」

C:「バス止まって、タクシーも捕まらんかった」

D:「もう、これ来ない前提で生きてたからさ…」

道民は“台風慣れ”してない。

来る頻度が低すぎて、毎回が“初体験”みたいなパニック。

そして数日後、忘れる

・天気が戻る

・気温が下がる

・空が高くなる

道民:「あ〜もう秋だね〜」

→ 台風の記憶、即座に風化。

→ 次回また“備えゼロ”からスタート。

学ばない。でも、それが道民。

結論:北海道は「台風非対応設計」

来ないのが当たり前

来たらオロオロ

備えは薄いけど被害はデカい

でも終わったら切り替え早い

道民にとって台風は、“珍客”であり“事件”でもあります。

だからこそ、次に来たときも同じように戸惑い、

そしてまた言うのです。

「マジで、台風ってこっち来なくていいから。」