森に包まれ、湯に癒される― 温泉ソムリエと紐解く「白金の森」“黄金の湯”の魅力 ―

どうも、休日に半身浴してダイエットした気分になる平川です。

※上記画像は本記事とは全く関係ありません。


今回は、熊本・白金の森で出会った“黄金の湯”について、
実際に温泉に浸かり、さらに温泉ソムリエという温泉のプロにじっくりとお話を伺ってきました。

場所農のオーベルジュ 白金の森
住所〒861-1312 熊本県菊池市森北字白金 2016番地1
公式サイトhttps://www.shirokane-mori.jp/

温泉好きなら、是非とも知っておきたい、
白金の森の湯の魅力をぎゅっと詰め込んでご紹介します。

「黄金の湯」って何がすごい? 〜生きている温泉〜

白金の森の温泉は、施設内の自家源泉から毎分360リットルも湧き出る新鮮な天然温泉。
泉温は49.5℃。湯船には加水・循環なしで、湧いたままのお湯が注がれています。

温泉ソムリエ曰く、

「源泉から湧き出たばかりの温泉は“生きている”。その鮮度が、お肌や体に染み込んでくるんです」

私も実際に浸かってみて、その言葉に心から納得しました。
湯に触れた瞬間、ふわっと肌を包み込むようなやわらかさ。
“熱い”ではなく“温かい”が全身にじんわり広がって、 しばらくすると、呼吸までゆったりしてくるような不思議な感覚。

まさに「生きている温泉」──その言葉がぴったりな、 温もりと癒しに満ちたお湯でした。

肌にやさしい泉質 〜美肌の湯〜

泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩温泉」。
弱アルカリ性(pH7.8)で、古い角質をやさしく落とし、 肌がつるっとする“美肌の湯”として知られています。

温泉ソムリエ太鼓判!
「クレンジング効果が高く、入浴後は肌がしっとりしますよ」

確かに湯上がりの肌は、何もつけていないのにしっとり柔らか。
肌が求めていたのは、化粧水でもクリームでもなく、 この“湯そのもの”だったのかもしれません。

キラキラ光る“黄金の秘密”

お湯には鉄分(2.4mg/L)が含まれていて、 湧き出したお湯が空気に触れることで酸化し、 ほんのり黄金色に輝きます。

ソムリエの方のおすすめは「朝の入浴」。 朝日が差し込むと、湯面がキラキラと輝き、 まるで森の中で黄金の宝石に浸かっているような感覚に。

朝の静寂とあいまって、 “ただの朝風呂”では終わらない特別な体験になりました。

ソムリエ直伝! 正しい温泉の入り方

「温泉は正しく入ってこそ、体に効くんです」 とプロのご意見。

私もレクチャーを受け、実践してみました。

  • 入浴前後はしっかり水分補給
    血液が濃くなるのを防ぎ、体調を整えるためには必須。
  • かけ湯は“心臓から遠い部位”から
    手・足先から順に。急に全身を温めず、体に優しく。
  • 頭にタオルを乗せる
    これがのぼせ防止に意外と効果あり。
  • ディスタンス入浴
    気兼ねなく湯を楽しむためにも、適度な距離感を。

当たり前のようで、実は意識してなかったことばかり。

これを守って入ると、身体がじんわり芯から温まるのが実感できて、 湯上がりのスッキリ感も格別でした。

黄金の湯を楽しむ3つの入浴法

  • 浮遊浴
    浴槽のフチに頭をのせ、足をふわっと浮かせるようにしてリラックス。
    まるで水に包まれたような、ふわふわの浮遊感。
  • 分割浴
    短時間入浴→休憩→再入浴を繰り返すことで、体への負担を減らしつつしっかり温まる。

 - 夏:3分→休憩3〜5分→3分
 - 冬:5分→休憩5〜8分→5分

  • 温冷交互浴
    温泉→冷シャワー→休憩を繰り返す。
    血行促進、疲労回復に抜群の効果あり。

また黄金の湯には休憩のためにこういった椅子も用意されているので

本当に気づいたら時間が経っています。

サウナとは別種の“ととのう”感覚を味わえました。

季節で変わる湯温と入り方 〜交感神経と副交感神経の不思議〜

白金の森では、季節に合わせて湯温が調整されているのも特徴。

  • 夏は約40℃
    ぬるめに設定されていて、長湯しながらじっくり汗をかいてデトックス。
    この温度帯では副交感神経が優位になり、心拍がゆるやかに、リラックス効果が高まります。
    ゆったり浸かることで、日々のストレスを癒し、心身ともに“ととのう”には最適の時間。
  • 冬は約42℃
    やや熱めで、短時間でも芯まで温まる。
    この温度帯では交感神経が優位になり、血行が促進されて代謝がアップ。
    冷え性の改善や、朝の目覚め、活力アップにおすすめ。

「季節によって温泉の入り方を変えると、より効果が実感できます」 とのこと。

私も夏のぬる湯でじっくり20分浸かってみましたが、
汗がじんわり出て、身体の芯から軽くなるような心地よさ。
湯上がりには体も心もふわっと軽く、 “癒された”という感覚がずっと続いていました。

最高の湯、最高の時間 〜体験したからこそ言えること〜

温泉は数あれど、白金の森の温泉は“何かが違う”と感じました。

それは、湯の鮮度、泉質、森に包まれるロケーション、

そして温泉ソムリエさんから教わった“正しい入り方”──

全部が重なって生まれる、ここでしか味わえない時間。

身体だけじゃなく、心までじんわりほぐれていく。
まるで湯と森に包まれて、日常の疲れがふっと抜けていくような、 そんな特別な体験でした。

これまでいろんな温泉に入ってきましたが、
“また入りたい”と心から思えたのは、数えるほど。
白金の森の湯は、間違いなくそのひとつです。

まとめ 〜森と湯が織りなす癒しの時間〜

湯の鮮度、美肌効果、森に抱かれる開放感、 そして丁寧に整えられた温泉文化。

白金の森の温泉は、 “ただ温まるための場所”ではなく、

“自分を癒し、整えるための場所”だと、実感しました。

さあ、次はあなたの番です。
森と湯に包まれる、最高のひとときをぜひ。

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