~地元に愛される意外な“涼”のおやつ文化~
どうも、熊本の食文化といったら私、いつもの如く平川です。

いや〜、今年の熊本も本当に暑い。
35℃を超える猛暑日は当たり前。
「冷たいアイスが食べたい!」
という声もよく聞くけれど、
ちょっと待ってほしい。
実は、熊本にはアイスに負けない、
いや、それ以上に夏にぴったりの“涼”スイーツがあるんです。
今回は、地元の人たちが愛してきた、
夏に欠かせない甘味をご紹介しましょう。
氷ぜんざい ~和の涼しさ~

まずは、熊本の夏の定番氷ぜんざい。
ふわふわに削った氷の上に、ほどよく甘い粒あんをたっぷり。
老舗の甘味処や温泉街のカフェでもおなじみの一品です。
冷たい氷と、あんこの優しい甘さが絶妙にマッチして、
口の中に涼しさが広がります。
熊本市の水前寺公園周辺や、城下町エリアの和カフェでは、
夏限定メニューとして多くのお店で登場します。
あんこが苦手な人でも、「氷ぜんざいなら食べられる」という声も多いほど、後味はすっきり。
夏バテ気味のときに、ちょっとひと息つきたくなる甘味です。
スイカ+塩 ~天然のスポーツドリンク!?~

熊本といえば、全国屈指のスイカの産地・植木町。
特産の熊本スイカは、甘くてみずみずしく、地元の夏には欠かせない存在。
でも、ただそのまま食べるだけではないのが熊本流。
地元の人たちの定番は、
「スイカに塩をひとふり」。
塩をかけることで、スイカの甘みがグッと引き立ち、
さらに汗で失った塩分も同時に補給。
昔は庭先でスイカ割りをして、家族みんなで塩をふったスイカを頬張るのが夏の定番イベントでした。
甘さとしょっぱさの絶妙なバランス、これは一度試してみる価値ありです。
熊本のタピオカ文化 ~冷たい甘さでひと休み~

熊本は実はタピオカドリンク激戦区でもあります。
「タピオカブームはもう終わったんじゃない?」と思った方。
それは早計です。
熊本では今も、大人気。
特に夏は、冷たいミルクティーにもちもちの黒糖タピオカがたっぷり入ったドリンクが、
暑さでほてった体に心地よく染み渡ります。
中心街の下通・上通アーケードを歩きながら、タピオカドリンクを片手にぶらりとするのも、
熊本の夏の定番風景。
最近では、フルーツティーやかき氷風ドリンクなど、ひんやりメニューも充実していて、
「飲む冷スイーツ」として人気が続いています。
・地元発祥のTeaWay(ティーウェイ)
〒869-1108 熊本県菊池郡菊陽町光の森7丁目33−1
・行列ができるタピキング
〒862-0976 熊本県熊本市中央区九品寺6丁目9−1 ナムコワンダーシティ南熊本店 駐車場内
・黒糖ミルクが人気の辰杏珠(シンアンジュ)
〒860-0805 熊本県熊本市中央区桜町3−10 クマモト地下 1階
白熊風かき氷 ~熊本流アレンジスイーツ~

鹿児島名物の白熊が、熊本では独自の進化を遂げています。
ふわふわの氷に練乳をかけ、
色とりどりのフルーツやアイス、プリンをトッピングした“白熊風かき氷”は、
熊本市内や阿蘇のカフェでも人気のメニュー。
特に阿蘇牛乳を使用した濃厚ミルク氷のバリエーションや、
熊本産フルーツを使ったオリジナルメニューは、
見た目も味も楽しめると、観光客にも好評です。
SNS映えも抜群で、夏の熊本観光の思い出にもぴったり。
まとめ
アイスクリームだけが夏のおやつではありません。
熊本には、
・和の涼しさが味わえる氷ぜんざい
・夏の定番イベントに欠かせないスイカ+塩
・今も人気が続くタピオカドリンク
・進化系スイーツ白熊風かき氷
と、暑い季節にこそ食べたくなる、個性豊かなおやつがたくさんあります。
この夏は、ぜひ熊本らしい“涼”のおやつ文化を味わってみてください。
きっと、アイスだけでは味わえない、新しい夏の楽しみが見つかるはずです。
以上!
熊本の食をひと通りかじっている
平川でした!











