ストーブ消せない 〜5月の北海道、春は昼だけ〜

どうも、「北海道を知り尽くしたジンギスカン先輩」です。

本州では「半袖でもいけるかも〜」なんてウキウキしている5月。

北海道ではこうです。

朝晩がまだ寒いのでストーブ消せない

そう、桜が咲いても、こいのぼりが泳いでも、ゴールデンウィークが終わっても、

でも朝と夜は普通に寒い。

朝5時に起きて「さむっ!」ってなるあの落差。

しかも、家の中が冷え切ってて、床がヒヤァッ!

反射的にストーブON。

「もう5月なのに!」という敗北感

SNSで「春の陽気に包まれて〜」みたいな投稿を見るたび、道民は震える。

なぜなら、こっちはまだ寝る前に「灯油あるかチェック」してるから。

しかもこれ、心理的に地味にツライ。

「5月なのにストーブつけるの負けた気がする」

そう、5月のストーブはメンタルとの戦いでもあるのだ。

でも…寒いもんは寒い。
風邪ひいたら意味ない。

※道民あるある
ポータルブルのファンヒーターがあるととても便利。
ストーブとテレビは一家に複数台

「ストーブもう片付けた?」「いや無理」問題

この時期、道民同士の会話によく出てくるのがこのやり取り:

道民A

「ストーブもう片付けた?」

道民B

「え、まだ全然使ってる」

道民A

「だよね〜!朝とか寒いもんね〜!」




これが成立するのが北海道。

東京あたりじゃ完全に異次元の会話。

本州民

「え、5月にストーブ?!」

道民

「むしろ5月“だから”ストーブ」

このズレ、もはや文化レベル。

灯油、買うかどうか問題

春になって「もう灯油買い足さなくていいか」と思った矢先・・・

5月に入り朝晩の寒さでストーブ連発。

そして気づく。

「灯油、足りるかこれ…?」



灯油が中途半端に残ってる時のプレッシャーがすごい。
「灯油切れ=凍える朝」の可能性があるから。


ちなみに、灯油が切れると道民はこうつぶやきます。

道民

「まさか5月に灯油買いに行くとは…」

そしてホームセンターで同じ顔の人たちとすれ違う。

服に季節感がない。いや、合わせられない。

寒暖差ファッションがむずい

昼はシャツ1枚でちょうどいい。
でも朝はその格好だと普通に寒い。

だからこの時期の北海道民の服装は、

・朝→ダウン or フリース
・昼→脱ぐ
・夜→また着る
・バッグ→パンパン(防寒具入り)

この「昼は春、朝晩は冬」っていう状態、

冷静に考えると1日の中に2つの季節があるという異常事態。

「もう使わないっしょ!」と意気込んでストーブ片付けた人、
その2日後に寒波が来て後悔する未来、見えてます。

特に道東・道北方面、5月でも氷点下になることある。

「油断した」「やっぱり早かった」「毛布2枚で震えて寝た」など、毎年被害者が後を絶たない。

だから、北海道民は

自分の責任でしか判断できない、孤高の決断。

結論:5月でも、ストーブは家族

道民にとってストーブは「冬だけの存在」ではなく、

5月にストーブを使っても恥じゃない。むしろ賢明な選択。

今日も北海道の家では、


朝6時、カチッと音を立ててストーブが点火され、
「まだまだ終わらせねぇぞ」という冬の執念が燃えている。