日本の住みやすい街トップクラスの九州・熊本の魅力とは？家賃相場や穴場な理由を徹底解説

日本への移住について、このような疑問はありませんか？

「住みやすい街はないか？」
「できるだけ安く住める良い場所はないか？」
「最近注目されている熊本は住みやすい？」
「熊本は九州のなかでも穴場？」
「どんなことに注意して熊本に住めばいい？」

熊本は海外企業に注目されていることや再開発が進んでいることもあり、日本および九州のなかでも住みやすい街となっています。

なかでも台湾人を中心とした外国人も熊本には多く住んでいるため、国内外の人が安心して暮らせる街としても知られています。

本記事では、熊本に住む魅力と穴場な理由、住むときの注意点などについて詳しく解説します。

熊本に住む魅力

熊本に住む魅力には以下のようなものがあります。

• 家賃が安い
• 広々とした部屋に住みやすい
• 安定した雇用が創出されている

それぞれの魅力について、詳しく紹介します。

①家賃が安い

熊本の家賃相場は以下のとおりです。

熊本の家賃相場は日本全体で見たときに安い地域ですし、九州のなかでも住みやすい価格帯の賃貸が揃っています。

②広々とした部屋に住みやすい

家賃の高い都市部で賃貸を探す場合、ワンルームや1Kといった部屋でも5万円を超えることが多いため選びにくいですが、家賃相場が落ち着いている熊本であれば5万円台でも2部屋以上ある部屋を選ぶこともできます。

1部屋で十分という方は賃料を抑えて部屋を借りることができますし、広々とした部屋で生活したいという方でも予算を抑えて借りることができるのです。

③安定した雇用が創出されている

熊本には半導体の企業が多く進出しているため、安定した雇用が創出されています。

たとえば、熊本に進出した半導体の世界トップクラスの企業である「台湾積体電路製造（TSMC）」では第1工場と第2工場でそれぞれ1,700人の従業員の雇用を発表しているなど、さまざまな企業に雇用してもらえる可能性があります。

また、「台湾積体電路製造（TSMC）」は台湾の企業ということもあり、台湾からの従業員を多く雇用する傾向にあり、500人以上の台湾人が採用されたという実績もあります。

熊本が九州のなかでも穴場な理由

熊本が九州のなかでも穴場な理由は以下のとおりです。

• 再開発が進んでいるから
• 半導体企業の進出によって11兆円超の経済効果が期待されているから
• 高時給な仕事が増加傾向にあるから

それぞれの理由について、詳しく紹介します。

①再開発が進んでいるから

熊本では「まちなか再生プロジェクト」という再開発プロジェクトが進行されており、2030年までにさらに住みやすい街づくりが計画されています。

具体的には、防災・災害対策の強化や、建造物の高さ基準の特例を作り高層ビルの建設を充実させるなど、さらに町の魅力度を高める内容となっています。

このように熊本全体が再開発によって魅力的な街になることで、日本国内外から企業が進出してきたり、観光地として熊本を訪れる人が増えることなどさまざまなメリットがあるため、雇用の創出や賃金の上昇など、熊本に住む人にも大きなメリットがあるのです。

半導体企業の進出によって11兆円超の経済効果が期待されているから

熊本には半導体企業が数多く進出しており、代表的な半導体関連の企業は以下のとおりです。

• ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
• 東京エレクトロン九州
• ルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング株式会社
• 三菱電機株式会社
• 株式会社村田産業
• メルコパワーセミコンダクタチップ株式会社
• ＮＥＣプラントエンジニアリング株式会社
• ハマダレクテック株式会社
• 台湾積体電路製造（TSMC）

このように、熊本には日本トップクラスの半導体関連企業が拠点を構えていますが、なかでも世界の半導体関連企業のなかでアメリカのNVIDIA(エヌビディア)に次いで世界ランキング2位の「台湾積体電路製造（TSMC）」が熊本に進出したことで大きな注目を集めています。

九州フィナンシャルグループの調査によると、台湾積体電路製造（TSMC）の進出によって生み出される経済効果は2023年の試算では6兆9000億円だったものの、台湾積体電路製造（TSMC）の熊本第2工場の建設が決まった2024年の試算では11兆2000億円の経済効果を生み出すことが見込まれています。

このように、熊本は世界トップの半導体企業も工場を構える世界的にも有名な場所として知られるようになっていることもあり、熊本経済全体が今後数十年に渡って潤うことが予想されているのです。

高時給な仕事が増加傾向にあるから

TSMCの進出によって、より好条件での雇用が増加しています。

たとえば、台湾積体電路製造（TSMC）が過半数を出資する「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing株式会社」の求人では、経験1年以上で年収600万円〜1,200万円という好条件が提示された求人もあります。

また、アルバイト・パートの求人に関しても九州のほかの地域より高時給になるケースが多く、過去には時給3,000円〜5,000円の高時給のアルバイトが台湾積体電路製造（TSMC）の求人であったという情報もあるほどです。

このように、好条件の求人が多くあることから日本国内だけではなく海外からも好条件で働きたいと考える人が集まっているのです。

熊本に住むときの注意点

熊本に住むときの注意点は以下のとおりです。

• 条件の良い物件は需要が高く埋まりやすい
• 家賃相場はやや上昇傾向にある

それぞれの注意点について、詳しく紹介します。

①条件の良い物件は需要が高く埋まりやすい

熊本県には、県外の日本人や台湾人を中心とした外国人が多く移住しているため、条件の良い賃貸物件は埋まってしまうことが多いです。

引っ越しのタイミングなどで空室になることもありますが、労働者として移住してきた人は同じ賃貸に長く住むことが多いため、なかなか空室になることはありません。

そのため、熊本で条件にマッチする賃貸物件がない場合を考えて、妥協できる部分をあらかじめ決めておくとスムーズに賃貸を探すことができるでしょう。

②家賃相場はやや上昇傾向にある

全日本賃金管理ビジネス協会によると、2025年3月の賃貸の価格は2024年3月に比べて0.6%〜1.5%上昇していることが分かっています。

なかでも熊本県のワンルーム・1K・1DK・1LDKといった一人暮らしで使うことの多い賃貸の上昇率については1.5%となっており、全国的に見ても上位に入るほどの上昇率です。

賃貸の上昇の理由としては、台湾積体電路製造（TSMC）の進出などによって熊本で一人暮らしをする人が増えたことによる賃貸の需要の高まりや、半導体企業からの需要による地価の上昇などが挙げられます。

今後はさらに国内外から労働者が熊本に引っ越してきたり、海外企業が熊本に進出してくることも考えられるため、賃料の上昇が予想されます。

(参照：全日本賃金管理ビジネス協会「全国平均家賃による間取り別賃料の推移」)

日本の住みやすい街・熊本に関するよくある質問

日本の住みやすい街・熊本に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q1.熊本で家賃3万円〜5万円だとどんな部屋に住めますか？

熊本で家賃3万円〜5万円で賃貸を探すとなると、ワンルーム・1K・1DK・1LDKが中心となり、賃料以外の条件にこだわるとワンルームや1Kが中心となります。

地域によっては2Kや2DKに5万円台で住めることもありますので、部屋数やこだわり条件を決めてから探すと良いでしょう。

Q2.外国人労働者が働きやすい企業はありますか？

外国人労働者の受け入れをしている企業は熊本県内でも数多くありますが、なかでも外国人労働者に対して工夫をしている企業には以下のような例が挙げられます。

• 株式会社ヒライ
• 九州電設株式会社
• 熊本NOK株式会社
• 桜十字グループ
• アイシン九州株式会社
• 株式会社談

また、熊本県のホームページでは外国人労働者が働くために必要な情報をまとめた「熊本県外国人材との共生推進本部（特設ページ）」などのサポートもあるため、外国人労働者にとって非常に働きやすい環境が整っています。

Q3.東京の家賃はどのくらいですか？

東京の家賃相場は以下のとおりです。

東京は雇用が安定しており、娯楽施設やショッピング施設、交通アクセスなど、生活に便利な部分が揃っていますが、賃料がかなり高額になるため、初めての一人暮らしだと予算オーバーになることも多いです。

また、生活必需品や食品といった物価も高い傾向にあるため、余裕のある生活ができない場合も多いです。

まとめ

本記事では、熊本に住む魅力と穴場な理由、住むときの注意点などについて詳しく解説しました。

熊本は再開発や半導体企業の進出によって非常に魅力的で生活しやすい街となっています。

今後さらに発展することが考えられ、台湾人を中心とした外国人も多く移住してくることが考えられますので、まずは熊本の魅力について調べて、安心して暮らせるようにしましょう。

ぜひ本記事を参考にして、日本のなかでも住みやすい街・熊本について知ってみてください。